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新築を建てる為の基本知識3

第3章 住宅の工法と特徴を知ろう

工法とは家の躯体(本体・骨組み)構成する方法のことを指します。工法によって材料も変わり、デザインや間取りにも影響してくるので各工法の特徴やメリット・デメリットを知っておくことが大切です。
代表的な工法には大きく分けて4工法あり、それぞれ独自の特徴があり、気密性の性能面や耐久性、工期やコスト等も大きく違ってきます。

木造軸組工法
日本古来の工法で、在来工法とも呼ばれる工法。柱や梁で構成し設計やデザインの自由度が高く増改築やリフォームが必要になった場合も容易に対応できるのが特徴。
デメリットとしてよく挙げられるのが、大工の腕による精度のバラツキや耐震のことですが、最近は機械加工された建材の使用や耐震金物の多用で改善されていますが、工期が他の工法に比べると長くなることがあります。

2×4工法(ツーバイフォー)
欧米の標準的な工法で木造枠組壁工法とも呼ばれる。在来工法が柱と梁で支えるのに対しこの工法は、壁や床の面で支える。そのため高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性・防音性をもつ。
パネルを組み合わせる工法のため工期が短くできる反面、間取りや窓の位置などに制約が生じ、大規模なリフォームは難しい。

プレハブ工法
主要部分を工場で生産・加工し現場で組み立てる工法。大手ハウスメーカーの多くが導入している新しい技術を導入し、施工工期も早く高気密高断熱・耐震性も優れている。
デメリットとしては、工場生産のため間取りやデザインは規格化され融通の利かない構造になりがちで、用意されたプランから組み合わせるだけという場合もある。

鉄筋コンクリート構造
鉄筋コンクリートを用いた工法で、RC構造とも呼ばれる。工期は長く費用も高いが基本性能が非常に高い。しかしベランダや屋上などは定期的な点検と防水対策が必要で、高温多湿の日本では湿気対策などの工夫も必要。

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